食品製造業 A社様 

① 従来の作業方法

従来は、ステンレス製の寸胴を作業員が2人で持ち上げ、黄色のお盆に載せて作業を行っていました。

お盆の上では不安定な状態となり、寸胴を斜めに倒して中の残渣を掻き出す必要がありました。

このため、寸胴が倒れないように支える人が必要で、作業負担と安全性の面で課題がありました。

② 改善策

ステンレス製スライド台の採用 寸胴を持ち上げることなく、スライドさせて移動できるようにしました。

ストップステーの取り付け 寸胴を斜めにしても手を放して倒れないロック機構を採用しました。

作業時はストップステーにより寸胴が完全に固定されます。


③ 導入効果

  • 作業負担軽減:重たい寸胴を持ち上げる必要がなくなり、移動が容易に。
  • 安全性向上:約80㎏の重量物を持ち上げる作業が無くなり、身体的負担が軽減されました。
    また、不安定な上下移動が無くなり、安定した平行移動となることで落下の危険性が無くなりました。
  • 作業効率化:4人で行っていた作業が3名(計算上は2.3人)で行えるようになりました。作業時間も20分程度短くなりました。

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